ども、刀磨きです。
好きな英単語は「Duodenum」。
もう、暇とかみたら、「でゅおでのーむ」いってますからね。
英単語とか覚えるの難しいですからね。ネットしながらでも覚えてくださいな。
特に、受験生のみなさんは、これ試験頻出ですからね。
……え?意味ですか?
いや、意味もいい。実にいいんです。
「十二指腸」。
いつでも、体内環境正常化。絶望ブログは今日もがんばります。
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注:今回のブログは昔あるところで書いたネタの加筆・修正した復刻版です。よって、ところどころ季節とかを無視してたりしますが、お許しください。
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冬がきますとね……こういろいろ思うんですよ。
なんか……ナーバスになるというか。人間の存在について考える、というか。
冬はそんな季節ですからね。
冬といえば……「コーンポタージュ」ですよね。
……「クリスマス」?……そんな文化しりません。
仏教徒だし。
………だいたいねぇ。クリスマスとかふざけた文化なんですよ。
高いケーキは買うことになるし。
金払って、プレゼントかわなきゃならないし。
あのなぁ、勘違いしてるぞ、みなさん。
夜中こっそり入ってくる赤い服の奴は、間違いなく泥棒です。
さて、というわけで、冬は「コーンポタージュ」と意見が一致したわけですが。
いやね……まじめな話。
冬、寒空の下で飲むコーンポタージュは最高なわけですよ。ええ、それはもぉ。
120円で手に入れる幸せ。……うーん、マイルドです。
…でね。そこに一度はみなさんぶち当たったことのある、壁があるはずなんですよ。
「底の……底の数粒が取れない!」
これありませんか。
「底の奴。お前、ちょっとこっちでてこい。先生怒らないから!」みたいな。
あれ、すっごくむかつくわけですよ。
実際、あれとれなくてねぇ……荒れました。
クリスマス。過ごす相手もいなくて。
120円の癒しを手に入れようと買ったこの僕に対して。
この残った数粒はなにを言いたいんですか。
で、なんか僕自身もテンパっちゃって。
満員電車の中で、バンバン缶の底を叩きつづけるわけです。
で、バンバンバンバン野蛮に叩いてると。
近くにいたカップルが失笑ですよ。
「キャーあれ見てー馬鹿じゃないのー?」みたいな。
あー、そうだよ。僕は馬鹿だよ。カスだよ。とうもろこしの数粒になんかに、額に汗かいてヤケになってるよ。笑えよ。笑えばいいだろ。ちくしょう。
このせつなさといったら。
なんか透明なガラスケースの中にあるバナナを必死で取ろうとする、サルみたいです。
焦る、僕。そして、笑うかのように奥へと入りこむ、粒。
満員電車。不思議なムードも手伝って、僕は信じられないことに……いや、それが当然の流れかのように………
缶の開いた口に、舌を突っ込んでいた……。
……ハラリ、ハラリ。
冷たい鋼のプルトップの感触。なのに、あたりは満員の車内の独特の熱さという不思議な温度の中……脳内では……
なんか無数の薔薇の花びら散る中、熱い口付けを交わす、僕と缶。
カップルはもう、爆笑を死ぬ気で耐えている状況に。
震える彼女を抱きしめる、彼氏。彼氏も限界近し。
その笑いをよそに、もはや粒を食べたいというよりは、
ただ、退くことが許されないというこの状況を打破したい気持ちに。
……だいたい、舌いれてとうもろこし食えるわけないじゃん。僕。
………季節は冬。
ハラリハラリとこの辺りには珍しい雪が降る中。
駅からでた僕は、その冷たく、優しい感覚を受けながら。
流れる涙を隠そうともせず、とうもろこしの残った缶を力いっぱいゴミ箱に投げつけるのだった………。
……つ、続く?
サヨナラ、俺。サヨナラ、絶望。
明日は明日の風が吹く。
『何度でも、何度でも、僕は生まれ変わってゆける。』
『斬の無頼なるモノ・リベンジ No.6より抜粋』